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国立大学法人 神戸大学

国立大学法人 神戸大学
導入の経緯

導入の費用も手間も不要で、コスト削減を確実に削減

六甲山の豊かな緑と異国情緒漂う港に囲まれた、100年以上の歴史を持つ神戸大学様。1902年に創立された神戸高等商業学校を起点に永い伝統を有し、現在も名門校として約1万7千名の学生の学び舎となっています(2014年5月現在)。
神戸大学様が“国立大学法人”と、その名の通り法人化したのは、今から10年前となる2004年のこと。それを機に国からの運営費交付金が年々削減されることとなり、支出を抑え限られた予算を教育・研究に集中させるため、コスト削減が大きな課題となりました。
そして2010年になると、全学を挙げてコスト削減に取り組むプロジェクトを発足。神戸大学様の各学術系列及び各事務部等からそれぞれ推進職員を募り、日々アイデアを出し合い実行に移す約20人からなるコスト削減プロジェクト推進会議、通称『コストサクゲンジャー』が結成されました。その中心となる財務部契約課の課長、畑基様にお話を伺いました。

 

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「財務部契約課を中心として、各部局が一体となって全学的なコスト削減を推進しています。一般的な節電をはじめできることはすべて行っていますが、他にもさまざまなアイデアを実現しています。例えば神戸大学が中心となって、全国初の試みとなる国立、公立、私立大学間における共同調達に関する協定「神戸市内の国公私立大学間連携による物品等の共同調達」を締結し、コピー用紙やトイレットペーパーなどのスケールメリットを生かした共同調達を実施したり、また事務局で使用する封筒の裏面(学校としては使用目的のない)スペースを有効活用し、有料広告を掲載していただく民間企業等を募集して、自己収入を確保した上で封筒作製経費(支出額)に充当補填することにより結果的にコスト縮減を図るなど、常に新しいことに取り組んでいます」

そのような取り組みを進めていた2013年2月に、ソロエルアリーナ導入の検討が始まりました。財務部契約課調達グループの福田周平さんは、導入についてこのように語ってくださいました。

 
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「とにかくコスト削減の大きさが魅力的でした。教職員だけでも3千6百名ほどいるため、ソロエルアリーナのボリュームディスカウントで大きくコストが下がる期待がありました。本学は各部局の予算内で独自に発注するシステムで、元々アスクルを利用している部局も多くありました。ソロエルアリーナは注文時の操作性が通常のアスクルのWebサイト注文とほとんど変わりなく利用できることも決め手でした。部局への細かな説明もエージェントさんが個別に丁寧に対応してくださり安心でした。さらにいいますと導入費用・ランニングコストもかからないとのことで、これは導入しない手はないとすぐに決定に至りました」

そして、約8ヶ月後となる10月に運用を開始されました。
導入の効果
導入の効果
コスト削減、リスクヘッジなど多様なメリット
検討を開始されてからスピーディに導入に至ったという神戸大学様。取材させていただいた時点ではまだ導入されて半年ほどでしたが、いくつかの効果を早くも実感されたとのことでした。
 「現在は8%ほどのコスト削減を見込んでいますが、これからその数字はさらに大きくなると期待しています。購入する品は文房具や事務用品が中心なのですが、実は先日ある事務用品を年間契約しようと6社さんにお見積を依頼しました。最も安い価格の業者さんと契約する予定だったのですが、調べてみたらソロエルアリーナの方がより安かったということがありました。品数の多さもありますが、やはりコスト面での効果は非常に大きくてありがたいですね」(福田周平様)
 「“購買の見える化”というのも、本当にメリットですね。それまでは把握できていなかったのですが、いつ誰が何を購入したかがすべてデータ化されているので、今後の改善につなぐことができます。また購買の傾向を見ながら、環境配慮型の商品やよりオススメの品を大学として伝えることができるので、これからもっと効率化を図っていけると思いますね」(畑基様)
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さらに、ソロエルアリーナの導入によって、国等の高等教育機関に不可欠なリスクヘッジや信頼面においてもメリットを感じられとお二人は口を揃えます。
 「これまでは注文受付から商品の納品までを一社が手がけることがほとんどでした。もちろん前例のない話ですが、場合によっては不正経理が成立してしまう土壌だったのです。しかしソロエルアリーナの場合は、アスクル様・物流会社様・請求先(エージェント様)とそれぞれが独立しているため、どこかで間違いがあってもデータとしてエラーが起こる仕組みになっているのです。その意味で不正経理防止にも効果があって、非常に安心と言えますね」
  一部の学部が未導入など、これから全学でソロエルアリーナの活用を計画されている神戸大学様。「これから神戸大学全体としての導入を推進して、さらなるコストカットと効率化を実現していきたいですね」と、財務部契約課課長の畑基様は力強く語ってくださいました。
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発注現場からの声

コスト削減の効果に驚きました
川崎造船所の設立者、川崎正蔵氏の遺志によって1917年に創立された私立川崎商船学校をルーツに、2003年に神戸大学と統合して新しく誕生した神戸大学海事科学部様。海洋に関する、あらゆる科学・技術のスペシャリストを輩出しつづけている学部です。
  その海事科学部で会計係を務められている大出里美様に、ソロエルアリーナのご利用についてお話を伺いました。
 「会計係では、先生方からの依頼を受けて購買を行っています。海事科学部は授業や研究・実験の他、船舶実習のある特殊な学部のため、文房具類や事務用品の他、研究機器、航海用の食品、食器類、洗剤類、また船舶の部品など、さまざまな物品を調達しています。その中の主に文房具類や事務用品、パソコン関連商品、実験用器具、家具などもソロエルアリーナを利用しています」

購入依頼を受けた多様な品を検索し、最もコストの低いところで発注することが大出様の重要な役割。ボリュームディスカウントのあるソロエルアリーナを活用する毎に、コスト削減につながっていると実感されているそうです。
 「コスト削減はこれまでも重要なテーマでした。いろいろな取り組みを進めていますが、ソロエルアリーナを導入してこれまでと同じ品を購入するのも安くなり、本当に助かっています。先生方からも『早く教えてくれれば良かったのに!』と言われるくらいです(笑)」

 

発注現場からの声
発注現場からの声

使いやすさが、スピードに直結しています
ソロエルアリーナ導入前からご利用いただいていたというアスクルのWebサイトと同じように操作できて、とても使いやすいとお話しくださった大出里美様。コストの削減だけでなく、その操作性も魅力だそうです。
 「いろいろな物品を取り扱っていますので、中にはメールやFAXで問い合わせをして見積をもらい、その後に検討するといったものもあります。そうすると非常に時間がかかってしまいます。ソロエルアリーナは画面上に割引価格で総額が表示されるので、とても分かりやすくスピーディです。特に忙しい年度末などにはとても助かりました」
  しかし一度、問題が生じたこともあったそう。
 「メーカー直送は納品書に金額が記載されない為、サイト上で金額の入った納品書を再発行したのですが、その日付が最大納期の未来が表示されていたのです。しかし、コールセンターに電話するとすぐに対応してくださりました。こういったイレギュラーなときにも素早い対応をしていただけて、さらに安心と信頼度が高まりました。これからも活用していきたいですね」
  と、大出さんは満足の表情でお話しくださいました。そして最後に、大出さんにおすすめの商品を教えていただきました。
 「『アスクルオリジナルパイプ式ファイル両開き』がオススメです。製造元は株式会社キングジムですが、メーカー品と同一の商品でも、アスクルオリジナルとなることで品質は同じ、価格はとてもお徳になっていて本当に重宝しています。神戸大学でも、たくさん購入させていただいています」

※アスクルソロエルアリーナページより引用